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ダニは昆虫の仲間?

「実際にダニの姿を見たことがある」
そのようにおっしゃる方は少ないのではないでしょうか。

 

それでも、図鑑などに掲載されている写真のイメージから
「クモに近いものではないか」
「昆虫の一種でしょ?」
と思われている方も多いことでしょう。

 

正式には、ダニは昆虫ではなくクモに近い動物です。

 

ダニ・・・節足動物門 蛛形網(しゅけいこう) ダニ目(だにもく)
クモ・・・節足動物門 蛛形網(しゅけいこう) クモ目(だにもく)
昆虫・・・節足動物門 昆虫網(こんちゅうこう) 鱗翅目(りんしもく)

 

 

最も簡単な見分け方は、「翅(はね)があるかどうか」。
昆虫には翅があるので飛べますが、
ダニやクモは飛びません。

 

また、身体の構造も違っています。

 

身体の区分

ダニ・・・(頭・胸・腹)
クモ・・・(頭・胸)+(腹)
昆虫・・・(頭)+(胸)+(腹)

 

脚の数(成虫)

ダニ・・・4対
クモ・・・4対
昆虫・・・3対

 

触覚

ダニ・・・なし
クモ・・・なし
昆虫・・・あり

 

「ダニ」とひとまとめに呼んでいますが、その種類は数万種!
そのうち、私たちの日常生活となんらかの関わりがあるのは
ほんの15種類ほどだと言われています。

 

ちなみに、日本ではサイズに関わらず「ダニ」と呼んでいますが、
英語圏の国では大きいものをTick(ティック)
サイズの小さいダニをMites(マイツ)と分類して呼び、
室内に生息しているものは「House Dust Mite」と呼んでいます。

屋内にいるダニと屋外にいるダニ

私たちが思っている以上に、ダニには様々な種類があります。

 

リンネの「自然の分類」(1735年)の時代には
わずか30種類しか知られていませんでしたが、
その種類数は研究が進むにつれて増加の一途をたどり、
現在は約50,000を超える種類があることがわかっています。

 

地球上には、未発見の種がまだ50万種もいる!
とも言われています。

 

研究者でもない限りそれらを全て覚える必要はありませんが
せめて、日常生活で関わりのある種類くらいは認識しておきたいところです。

 

現在発見されている数万種のダニのうち、
屋内(つまり、家の中)に生息しているものを「屋内ダニ」、
屋外に生息するものを「屋外ダニ」と分類しています。

 

私たちと特に関わりが深いのは、言うまでもなく前者のほう。
畳やじゅうたん、寝具、衣類、布製のソファ、ぬいぐるみ等の他、
なんと食品の中にも潜んでいることがあるんですよ。

 

屋内ダニに含まれる主な種類とその特徴は以下の通りです。

 

【屋内ダニの種類】 (全体における割合)

 

・チリダニ科 (80〜90%)
コナヒョウヒダニ、ヤケヒョウヒダニ

 

・イエササラダニ科 (10〜15%)
イエササラダニ

 

・ツメダニ科 (4〜5%)
ミナミツメダニ、クワガタツメダニ

 

・コナダニ科 (1〜2%)
ケナガコナダニ

 

・ニクダニ科 (0.5〜2%)
イエニクダニ

 

・ホコリダニ科(1.5%)
ナミホコリダニ

 

【生息する環境】
温度・・・22〜28℃
湿度・・・60〜85%

 

【食べ物】
・人から剥がれた皮膚
・人の食べこぼし等

 

この他、基本的には屋外に生息しているけれども、
動物(ペットやネズミ、鳥など)に付着して屋内に入り込んでくる種類のダニもいます。

 

【家に入り込んでくる可能性のある屋外ダニ】
マダニ、イエダニ、トリサシダニ、ワクモ、スズメサシダニ、シラミダニ、ヒゼンダニ

特に知っておきたいのはこの4種類!

「ダニ」と聞いて、良いイメージを思い浮かべる方はあまりいないでしょう。
「人にとって悪さをする生き物」
というネガティブな捉え方をされることがほとんどです。

 

私たちは上述の屋内ダニと一緒に暮らしているようなものですが
(想像するだけで身体がむず痒くなる方も?)
「恩恵を受けている」とは決して言えず、
どちらかと言えば迷惑をかけられていることのほうが多いでしょうね。
例えてみれば、「やっかいな同居人」といったところです。

 

一緒に暮らしている同居人とうまくやっていくためには、
その人の性格やライフスタイルについて知っておく必要がありますよね。

 

ダニも同じ。

 

最低でも、次の4種類の特徴は押さえておきたいところです。

 

 

【チリダニ(ヒョウヒダニ)】 
全体における割合: 80〜90%
サイズ: 0.3〜0.4mm
形態上の特徴: 乳白色。口と脚は薄褐色。
生息する場所: じゅうたん、カーペット、ソファー、寝具等

 

ほぼ1年中見られる種類のダニですが、
特に5〜9月の温かい時期に多く見られます。
人を刺すことはありませんが、アレルギー症状の原因になります。
人の皮膚から落ちた垢やフケなどを食べて増殖します。
成虫は乳白色で、口器と脚は薄褐色をしています。

 

【イエダニ】 
全体における割合: 10〜15%
サイズ: 0.6〜1.0mm
形態上の特徴: 白色。吸血すると黒褐色になる。
生息する場所: ネズミの身体や巣

 

6〜9月の温かい季節に多く発生します。
ネズミや鳥に寄生する種類で、彼らによって室内に運ばれてきます。
吸血性のダニで、宿主であるネズミが死んだ場合には人から血を吸うこともあります。

 

【ツメダニ】
全体における割合: 4〜5%
サイズ: 0.3〜1.0mm
形態上の特徴: 黄色〜淡褐色
生息する場所: カーペット、畳等

 

梅雨〜秋口に増殖する種類で、8〜9月が最盛期。
チリダニやコナダニを捕食することで増えるので、
それらの種類のダニが増えるとツメダニの発生も助長されます。
基本的に人から吸血することはありませんが、
たまに人を刺して体液を吸うことはあるようです。
刺されると赤みやかゆみが強く出て、
跡が消えるまで2週間ほどかかることもあります。
「蚊に刺されたと思っていたら、実はツメダニだった」というケースも多いですよ。

 

【コナダニ】 
全体における割合: 1〜2%
サイズ: 0.3〜0.4mm
形態上の特徴: 半透明
生息する場所: 食品(砂糖、小麦粉、チーズ、味噌、削り節、チョコレートなど)、畳等

 

梅雨〜秋口に繁殖します。
増殖力が非常に強いのが特徴。
半透明でサイズも小さいので肉眼では特に見つけにくいのですが、
大量発生すると白い粉をふいたように見えることがあり、
それでダニの存在に気づくことも多いようです。
このコナダニが増えると、それを捕食するツメダニも増加!
コナダニ自体は人を刺すことはほとんどありませんが、
ツメダニが増えることによって人への被害が増加する傾向があります。