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生き物には「天敵」がいる

私たちは、他の動物の肉や植物を食べることによって
そこからエネルギーを得て生きています。
つまり、他の生物から“命”をいただいているわけですよね。

 

同じように、他の生物たちもまた、
他の動物を捕食したり、その死骸から栄養を得たり、
植物の蜜を吸ったり・・・と、ある意味では
「Give and take(ギブアンドテイク)」の関係で命をつないでいます。

 

ただ、それはあくまでも「生態系」という
大きな枠組みの中で見た場合の理論的な話であって、
それぞれの生物は自分の命や子孫を守ることで必死。

 

自分よりも身体の大きな生き物に命を提供することを
「地球の食物連鎖のバランスを取るためだ」
なんて納得しているわけではありません。

 

ですから、それぞれの生き物にとって自分を捕食する
(もしくは自分に寄生して栄養を奪う)存在は「敵」であり、
最も苦手とする相手を「天敵」と呼ぶのです。

 

この「食う」「食われる」の関係を利用すれば、
ダニなどの害虫を、“殺虫剤を使わずに”駆除することも可能!

 

このようなテクニックを「バイオコントロール」と呼んでいます。

ダニの天敵は?

さて、ではダニの天敵とは?

 

一般的に広く認知されているのは、クモですね。

 

家の中にいる「ハエトリグモ」は、
ダニだけではなくゴキブリも捕食してくれる益虫!
ということで知られています。

 

ハエトリグモ自身は放っておいても人間に危害は加えないそうです。

 

見かけたら、殺したり追い出したりせずそのまま見逃してあげましょう。
自由に泳がせておけば、勝手にダニを駆除してくれます!

 

また、他の種類のダニを食べるダニもいるそうです。
例えば、「ツメダニはチリダニを捕食する」という話は有名。
さらに、そのツメダニはケナガカブリダニに食べられてしまうそうです。

 

同じダニの中にも天敵がいる・・・というのは、
ある意味では人間の社会と同じですよね。

 

ツメダニには社会性があるそうで、

 

天敵がやってくると家族全員で戦うのだとか。

 

そういった意外性のある一面(それも自分たちの社会と似ている)を知ると、
ダニに対して親しみすら覚えてしまいます。

ある意味、最大の天敵は人間?

この地球上に人間が表れたことで、生態系のバランスが崩れた
というのはよく耳にする話ですよね。

 

実際、人間が開発した化学薬品は、
自然の生態系をめちゃくちゃにするほどの破壊力を持っています。

 

ダニ対策としても、今は強力な薬剤が色々開発されていますから、
ある意味では

 

「ダニの天敵は人間」

 

とも言えるのではないでしょうか。

 

しかし、自然のルールに反した形で彼らを攻撃するのはアンフェア。

 

それに、「ダニ=害虫」というイメージが強いですが、実際には

 

土の中の「分解者」として重要な役割を担う生き物

 

ですし

 

私たちの顔に棲みついている顔ダニも
「皮脂汚れを食べてお掃除してくれている」という見方もできます。

 

ダニの生態や役割を知れば知るほど、
殺虫剤で一網打尽にするのはズルいような気がしてきませんか!?

 

できれば、文明の利器には頼らず
毎日の生活の中で
「自力」でできる方法でダニ被害を予防したいものです。

 

  • 日々の掃除をしっかり行って、ダニの温床となるハウスダストを溜めない
  • 湿度・温度をコントロールして彼らが住みにくい環境を作る
  • ダニを殺すのではなく、彼らが嫌いな成分の忌避剤を使う