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ダニの移動は?

肉眼で確認するのが難しいサイズの種類も多いダニ。
家の中をどのように動き回っているのか、
移動距離はどのくらいなのか・・・気になりませんか?

 

ダニはいつも一定の速度で歩くわけではないので
歩行速度を正確に測るのは難しいのだとか。
ただ、

 

平滑な面を4〜6秒/mmで歩行した

 

という計測データがあるそうです。

 

 

秒速に換算してみると、0.16〜0.25mm/秒。
この速度でずっと歩き続けた場合は、
1時間に576mm〜900mmの移動距離になりますね。

 

1日だと13,824mm〜21,600mm。
つまり、だいたい13〜21mになるということです。

 

まあ、ダニの動きを顕微鏡で観察してみるとわかりますが、
直線上をずっと同じ方向に歩き続けるというのはほぼあり得ないので、
この移動距離はあくまでも机上の空論なのですが・・・。

 

一畳のサイズは910mm×1,820mmですので、
家の中をあっちへこっちへと渡り歩いて行くには
十分な歩行能力を持っていると推測できますね。

ダニは他力本願

ネットや図鑑の写真で、
ダニの身体の構造をご覧になってみてください。
翅(はね)がないことに気づくことでしょう。

 

えっ、ダニって翅がないの??

 

と、意外に思われる方も多いかもしれません。

 

・・・ということは、それほど遠くまでは移動できないということですよね。

 

一心不乱に歩き続けるということもなさそうですから、
移動距離は限られているはず。
それなのに、
「山に生息する種類のダニが、なぜか家の中に!」
という現象が起こり得るというのは不思議な話です。

 

というのも、ダニは他力本願な性質を持っているから!

 

自分自身の移動距離は短いものの、

 

他の動物に付着して長距離を運んでもらうことで
結果的に移動距離が長くなる!

 

というわけです。

 

例えばマダニは、草むらの中で植物の葉の裏などに付着して
ターゲット(寄生する獲物)がやってくるのを待っているそうですよ。
ダニは動物の息遣いや体温でその気配を感知することができ、
「来た!」と察知すると身構えて飛びつくチャンスを待っているのです。

 

山野に生息するはずの種類のダニが家の中で見つかったのであれば
それは「誰か」が運び屋として利用されたということです。
例えば、散歩に行った時に草むらでペットの身体に付着した
という可能性が最も高いでしょう。

 

また、ヒゼンダニのように人と人の皮膚の接触で移動するダニもいます。

ダニは結構、賢いから・・・

このように、ダニの移動距離は決して長くはありません。

 

例えば、布団を天日干しした時。

 

温度が高くなる&湿気が飛ぶということで
ダニにとってはそれまで住み着いていた布団が
不快な環境になってしまうわけですよね?

 

人間の感覚だと、
布団から逃げてどこか別のところへ移動したほうが良いのでは
と思うのですが、彼らはそう簡単に住処を移動しないようです。

 

太陽に当たっている面から、
日陰になっている面へと逃げていくのだとか・・・。
ですから、布団を干す時には、
両面を同じ時間分だけ太陽に当てないと
ダニの繁殖力を弱めることはできないのです。

 

布団乾燥機も同じことで、
布団全体に均一に温度をかけないと、
ダニを全滅させるのは難しいようです。

 

彼らにしてみれば、本能的に「安全なところへ」
避難するような感覚で移動しているわけですが、
人間からみるとどうしても擬人化してしまって

 

「小賢しい奴らめ!」

 

と憎たらしささえ感じてしまいますよね。

 

TVの番組で見たことがあるのですが、布団に潜んでいるダニは
掃除機をかけても「吸われまい!」とばかりに
爪で必死に繊維にしがみつくそうです・・・。

 

「小賢しい」というよりは、

 

生きること、子孫を残すことに対して貪欲なのです。

 

どんなに邪魔にされても、しぶとく生き残る!
その生命力は、同じ生き物として見習うべき部分かもしれませんよ。