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イエダニはどこからやってくるの?

イエダニというと、「家にいるダニを総称してそう呼ぶ」
と思っている方も多いかもしれません。

 

しかし実際は違います。
「イエダニ」という種類のダニがいるのです。

 

イエダニは、家ネズミ(ドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミ)に寄生し
吸血して栄養を得ているタイプのダニです。
住宅の機能性が上がり、衛生環境が良くなっている現代では
普通の民家でネズミを見る機会は少なくなっていることでしょう。

 

しかしかつて木造住宅が主流だったことはどこの家にもネズミがいて、
結果的にダニが繁殖しやすい状態になっていたのです。

 

家ネズミにくっついてきて、人にも被害を与えるダニ
ということで「イエダニ」という名前がついたのだそうですよ。

 

かつてに比べれば繁殖しにくい環境になっているとはいえ、
それでもネズミが全くいなくなったわけではありませんので
当然、イエダニも生息しています。

 

基本的にはネズミに寄生するのですが、ホストとなるネズミが死んでしまうと
次の寄生先を求めて人の肌にもくっつき、吸血することがあります。
特に、女性や小さな子供に被害が多いのだとか。
部位は、下腹部や大腿部、胸部など皮膚がやわらかい部分に集中しています。

イエダニの特徴とライフサイクル

イエダニの形は長卵型。
サイズは、成虫で0.6〜1.0mmとダニの中では大きいほうの部類に入り、
肉眼でも比較的簡単に確認することができます。

 

色は、基本的には白いのですが、吸血すると赤褐色になり、
消化に従って黒褐色に変化していきます。

 

メスが生む卵は、約20個。
産卵後1〜2日と短期間で孵化し、幼虫が生まれます。

 

ダニの多くは、この段階で他の動物に寄生して吸血するのですが、
(吸血することによって栄養を得て、次の成長段階へと進んでいく)
イエダニは吸血せずに脱皮して第一若虫に成長します。
その段階で吸血し、脱皮して第二若虫へと変化。
その後は吸血せず、成虫へと成長します。

 

 

基本的にはネズミや鳥の巣の中で生活し、夜間に吸血します。
吸血するチャンスに恵まれなかった(ホストが見つからなかった)場合は
発育はその段階で一旦休止し、次の吸血チャンスを待ちます。

 

なんと、数か月の飢餓にも耐えられるのだそうですよ!

 

すごい生命力ですね・・・。

 

繁殖の時期としては、6月〜9月の温かい時期に集中しています。

イエダニに刺されるとどうなるの?予防法は?

イエダニが嫌われるのは、言うまでもなく
人に対して好ましくない影響を与えるからです。

 

具体的には、ペスト(黒死病)、発疹熱、リケッチア性痘疱などを
伝播する力があることが知られています。
(「刺す」という行為を通じて、人の体内に病原菌を入れる)
※ただし、実際の感染力は低いようです。

 

刺されると、1〜2日後に激しい痒みが出て、
数mm〜2cmの赤斑や丘疹を生じます。
水疱が見られることもありますので、

 

「蚊に刺された時とは様子が違うな」

 

と感じたらすぐに皮膚科へ!

 

イエダニを予防・駆除するためには、
それを持ち込むネズミを駆除する必要があります。
まずはプロに依頼してネズミの巣を見つけましょう。

 

ネズミの駆除に関しては、素人が頑張るよりもプロにお任せしたほうが確実です。
「ねずみ110番」というサイトが役に立ちます。

 

イエダニ自体は、市販の殺虫剤でも予防・駆除が可能
低毒性有機リン系殺虫剤の油剤、粉剤、
またはピレスロイドを含有するタイプの家庭用殺虫スプレーがオススメです。
アース製薬の「ダニアース 防ダニスプレー」
お試しになってみてはいかがでしょうか。

 

また、基本的なことですが、お部屋の掃除や換気を徹底しましょう!

 

盲点となるのは、掃除機。

 

イエダニの死骸や糞がフィルターを通り抜けて
室内に飛散することがあるそうです。
新しい掃除機を購入される際には、
細かな粒子もキャッチできるフィルターがついたタイプを用意しましょう!