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そのかゆみ、本当にダニですか?

何の虫に刺されたのかはハッキリわからない。
でも・・・とにかくひどいかゆみがある!
蚊に刺された時とは明らかに違っているような気もするし・・・。

 

そのような時、

 

「これってもしかしてダニじゃないのかな?」

 

と不安を覚える方も多いことでしょう。

 

しかし、かゆみがヒドイからといって、必ずしもダニの仕業とは限りません。

 

なにしろこの世界には、わかっているだけでも数万種のダニがいるのです。
その全てが人間を刺すわけではありませんし、
刺されたとしても必ずかゆみが出るとも限りません。

 

ダニ=人間にとって害になる虫というイメージが強いかもしれませんが
地球に存在するダニのほとんどは人畜無害なんだそうですよ。

 

かふみの原因は、他の虫に刺されたことが原因かもしれません。
例えば、次のような虫に刺された場合にもかゆみの症状が出ます。

 

  • アブ
  • アリガタバチ
  • トコジラミ(ナンキンムシ)
  • シラミ類
  • ノミ
  • ドクガ
  • チャドクガ
  • イラガ
  • マツカレハ
  • ハチ類
  • アリ

 

また、虫に刺されたかゆみだと思っていたら、
実は石鹸やシャンプーが合っていなかったり
体質に合わない食べ物が原因だったりすることもあるようですよ。

 

肌が敏感な方の場合、服と肌の間で起こる摩擦で
かゆみが起こる場合もありますし、
気温差がじんましんを引き起こすケースもあります。

 

「原因不明のかゆみ=ダニ」と決めつけるのは
ダニがちょっとかわいそうですよ・・・。

人にかゆみを与えるのはどんなダニ?

とはいえ、人を刺してヒドイかゆみを生じさせる種類のダニもいます。
家の中に限定して考えると、ツメダニが挙げられます。

 

室内のダニではチリダニの割合が圧倒的に多く、
このツメダニは全体の5%程度に過ぎないのですが、
彼らはチリダニをエサにしていますので、
チリダニが増えれば自ずとツメダニも増殖してしまいます。

 

基本的には人を刺すダニではないのですが、
数が増えればそれだけ人と接触する機会も多くなり、
人が被害に遭う頻度も高くなります。

 

また、かゆみが出たからといって「噛まれた」「刺された」とは限りません。
ダニの存在自体やその老廃物がアレルギー症状を誘発し、
それが皮膚のかゆみとなって顕れることもあるのです。

 

例えば先ほども紹介したチリダニ類。
家の中だとコナヒョウヒダニやヤケヒョウヒダニがよく見られます。

 

これらはハウスダストの中に生息していることが多く、
あらゆるアレルギー症状の原因になると考えられています。

 

また、ネズミや鳥が運んでくるタイプのダニの中にも、
人にかゆみを与えるダニがいます。
例えば、イエダニ、トゲダニ、トリサシダニ、スズメサシダニ等。
基本的には人を刺すことはないのですが、
寄生していた動物が死んでしまった時に、
人に移行して吸血することがあります。

 

もともと人に寄生するタイプのダニとしては、
ヒゼンダニとニキビダニが有名ですね。

 

「かゆみ」で問題になるのはヒゼンダニのほう。
「疥癬症」という皮膚の感染病の原因となるダニです。

 

なんでも、人の皮膚に穴を掘って生息し、そこに卵を産みつけるのだとか!
激しいかゆみと小さな発疹が症状の特徴で、
お肌がカサカサになってしまう病気です。

かゆくなるのはナゼ?

ダニには、「刺すことによってかゆみを生じさせるタイプ」と
「刺さないけれども、その存在や老廃物がアレルギー症状を起こして
それがかゆみを生じさせるタイプ」の2タイプに分類できます。

 

後者のメカニズムについては「ダニに起因するアレルギー症状」
紹介していますが、では、刺された場合は?
ダニに刺されると、なぜかゆみが生じるのでしょうか。

 

これもやはり、簡単に言うと「アレルギー反応を起こすから」。
ダニは私たちを刺す時に、麻酔効果のある唾液を出すのですが、
それは私たちにとってはまぎれもない「異物」・・・。
皮膚を溶かす酵素も入っているようですから、怖いですね。

 

これを身体の外に出そうとして免疫細胞の働きが活性化するわけですが、
過剰に働くことによって自分自身に不利益なアレルギー症状が起こるのです。

 

まず、ダニに刺されると、身体の防衛機能隊である免疫細胞が
血液の流れに乗って患部に集まってきます。
その結果、患部の血管が膨らんで腫れ、熱くなってしまうのです。

 

さらに、アレルゲンとなる物質(この場合はダニの唾液)が侵入すると、
肥満細胞(マスト細胞)が反応してヒスタミンが遊離します。
このヒスタミンが、痛みやかゆみの知覚を司る神経線維の末端と結びつき、
神経を興奮させることによってかゆみを引き起こすのです。

 

つまり、ヒスタミンを抑制すれば脳はかゆみを認識しないわけですから
治療法としてはヒスタミンの作用を阻害する「抗ヒスタミン薬」がよく効きます。

 

一方で、ぶりかえすかゆみ=「遅延性のかゆみ」もあります。
こちらは患部に集まってきた白血球が放出する物質が原因。
白血球の活性を抑えるタイプの薬が効果的です。

 

このようにダニによるかゆみはアレルギー反応の一種ですから、
その程度には個人差があります。
同じ部屋で同じダニに刺されても、全くかゆみを感じない人もいれば
七転八倒のかゆみに苦しむ人もいます。

 

「自分はアレルギー体質だ」という自覚がある方は特に、
室内でも外でもダニに刺されないように万全の準備が必要ですね。

 

自覚がない方でも、特定の虫だけは身体に合わない!
というアレルギーがあるかもしれません。

 

いずれにしても、「このかゆみはおかしいな」と感じたら、
なるべく早めに皮膚科やアレルギー科を受診しましょう。