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原因不明の体調不良はダニを疑え!

ダニに刺されると、かゆい上に跡が残るのが厄介ですよね。
「蚊に刺されるとのと大差ないでしょ」
と思っている方も多いようですが、蚊に刺された時とは違う
独特の「しびれ」のようなものが私は非常に不快でした。

 

ですが、かゆくなって赤く腫れる程度の症状はかわいいものなんです。
ダニの中にはウィルスを持っているものもいて、
そのようなタイプのダニに刺されると
重篤な感染症に罹患してしまいます。

 

ダニに刺されたからといって「100%病気になる」とは言えませんが、
次のようなウィルスをうつされてしまうこともありますので
念のため頭の片隅に知識を入れておきましょう。

 

【日本紅斑熱】

日本紅斑熱リケッチアという細菌によって感染します。
ダニに咬まれてから2日〜1週間前後で発症し、高熱や発疹が出ます。
最悪の場合は死に至ることもある恐ろしい感染症です。
感染時期は夏〜初冬。
ちなみに、人から人へ感染することはありません。

 

 

【つつが虫病】

つつが虫病リケッチアという細菌によって感染します。
ダニに咬まれてから5日〜2週間前後で発症し、高熱や発疹が出ます。
最悪の場合は死に至ることもある恐ろしい感染症です。
感染のピークは春と秋の2回。
人から人へ感染することはありません。

話題のSFTS。どんなウィルスなの?

さて、ダニ(マダニ)が媒介するウィルスでもう一つ忘れてはいけないのは、
「重症熱性血小板減少症候群」の原因となる「SFTSウィルス」です。

 

日本では2013年1月に初めて感染者が出た
ということで話題になりましたよね。
認知されるようになってから年数の浅いウィルスですが、
厚生労働相の調査によれば2015年現在、
国内ですでに20人を超える人々が亡くなっているそうです。

 

感染から発症までの感染期間は6日〜2週間と長く、
すぐに原因となる出来事を特定するのが難しいのだとか。

 

最初は風邪やインフルエンザと似たような症状
(発熱、下痢、嘔吐、腹痛、頭痛、筋肉痛など)が出て、
その後、意識障害や失語などの神経症状が出てきます。

 

「風邪でも引いたのかな〜」なんて軽く考えていたのが、
あれよあれよという間に症状が悪化して命に関わる状態になる・・・
なんとも恐ろしいウィルスです。

ひょっとしたら過去にも・・・

感染者を油断させておいて、命を奪うこともある。
まさに「殺し屋」の名前がふさわしいSFTSウィルスですが、
特定されたのが2011年と比較的新しく、
まだその詳細は解明されていないのだとか。

 

中国で集団感染したことがあるということで、
「海外に渡航しなければ感染することはないのではないか」
と思われがちですが、実は、
国内で最初に亡くなられた患者さんには
最近の海外渡航歴がなかったのだそうです。
つまり、日本国内でも感染するリスクは十分にあるということですね。

 

2015年現在、「これまでに日本国内で確認された患者数は53人」
とされていますが、これは氷山の一角に過ぎないという意見もあります。
ウィルスとして特定された2011年より前にさかのぼって調べれば、
おそらくSFTSウィルスだろうと思われる謎の症状に襲われて
命を落としていた人もいたのかもしれませんよ。

 

まだ特効薬やワクチンが開発されていないということですから、
我々としてはとにかく「マダニに咬まれないようにすること」を意識して
予防対策を徹底しなければなりません。

 

山、森、林に限らず、公園の草むらや畑、田んぼのあぜ道でも
マダニに刺される可能性はあります。
野外活動をする場合は次のような服装を心掛け、
虫よけスプレーや虫よけパッチを有効活用して身を守りましょう!

 

  • 帽子やマスクで頭と顔を防御する。
  • 首にタオルを巻く、もしくはハイネックの服を着用する。
  • 「素足にサンダル」は避けて、必ず靴下を着用。靴はできればハイカットで!
  • シャツの裾はズボンに入れる。
  • 手袋や軍手を着ける。そして、シャツの袖口をその中に入れ込む。

 

帰宅後は、家に入る前に全身をホウキなどではらい、
アウターや帽子、手袋を外しましょう。
そして、できればすぐにシャワーを浴びて
新しい服に着替えるのが理想的ですね。