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一般的に言われている方法は効果ナシ?

生活空間のダニを減らす、
繁殖させないための予防方法としては、
主に「天日干し」と「掃除機かけ」、
そして「洗濯」を挙げる方が多いでしょう。

 

いずれも、古くから行われてきたダニ対策ですよね。

 

しかし、ダニの生態についての研究が進むにつれて、
これらの対策では不十分であることが明らかとなってきました。

 

最もスタンダードな天日干しは、
ダニを殺すほどの高温環境を作り出すには至らないため
せいぜい繁殖能力を下げるくらいの効果しか期待できません。

 

掃除機かけも、ダニは布団やラグの繊維に
しっかりと脚をからめてしがみついているため、
全てのダニを除去することは難しいようです。

 

最後の洗濯では、
確かに生きているダニの90%以上を洗い流すことができますが、
ダニの卵は残ってしまうのだそうです。

 

しかも、洗濯で使う水の温度では死滅しないため、
残った卵はやがて孵化してしまうことになります。

 

「ああ、やっぱり、布団乾燥機を買わなくちゃいけないのか」
「吸引力の強い特別な掃除機を用意しなくちゃいけないのか」
・・・と落胆されているみなさん。

 

実は、ダニには「高温のお湯に弱い」という性質があります!
つまり、お湯を使って洗濯をすれば
ダニの卵も死滅させることができるということなんです。

スゴイ!60℃のお湯で洗える洗濯機

日本では、「高温のお湯を使って洗濯する」というのは
あまりなじみがありませんよね。
せいぜい、お風呂の残り湯を使う程度ですから、
温度は30℃〜40℃といったところでしょう。

 

しかしヨーロッパでは、

 

「寝具は60℃のお湯で洗濯する」が常識

 

なのだとか。
60℃というのはタンパク質が硬化する温度であり、
この温度を境に生物の機能も変化します。

 

例えば、生卵も温度を上げていくと徐々に固まっていきますよね。
あれも、タンパク質の凝固反応の一つです。

 

同じように、ダニの卵も60℃以上になると“ゆで卵”になってしまいます。
ダニも60℃以上のお湯に長時間浸けておくと死滅しますので、
この方法ならば確実に寝具をダ二から守れるわけです。

 

日本ではあまりお目にかかれませんが、
海外だと「温度調節機能つき」の洗濯機はスタンダード!
温度のつまみを60℃に設定して洗えば、
ダニの成虫も卵も、その他アレルギー物質も
自動的に不活性化してくれるというわけですね。

 

日本では、そのような機能を備えた洗濯機はないのかな?
と調べてみたところ、PanasonicのVXシリーズには
約60℃で除菌や汚れ落としができるモードがついているようです。

 

ただし、日本で流通している寝具や衣類は、
60℃以上の温度に耐えられないものが多いのがネックです。
(ヨーロッパでは高温洗浄可能な寝具もラインナップが豊富です!)

 

特に、化学繊維は高温に弱いので、
高温洗濯機が広く普及するには時間がかかりそうですね。

洗濯の前のひと手間でダニを死滅させよう

それでも、ダニ退治のためにできることは何でも試してみたい!
という方は、洗濯前にひと手間かけてみましょう。

 

シーツや枕カバーを洗う時に、

 

60℃のお湯にしばらく浸しておくか、
まんべんなくお湯をかけるのです。

 

(熱湯でまな板やシンクを消毒するのと同じ感覚ですね!)

 

その後、水で洗濯すれば、
死滅したダニや卵をキレイさっぱり洗い流すことができるでしょう。
掃除機をかける手間も省けます!
(布団乾燥機で温度を上げるという手もありますが、その場合は
熱をかけおえた後に掃除機をかけて死骸を吸引する必要があります。)

 

シーツの他にも、タオルケットやカーテン、ラグ・・・
洗えるサイズのもので、高温に耐えられる素材のものであれば
この方法がオススメです。